電子カルテでまず問題になるのはインターフェースである。入力がキーボードなのか?マウスなのか?タッチパネルなのか?最近では音声入力というのもあるが、このインターフェースで使い勝手は決まる。
ITの世界ではキーボード→マウス→タッチパネルと変遷しつつあるが電子カルテの話をすると、やはり手書きの方が良いという話になる。ならばという事なのであろうか「手書き電子カルテ」を開発している会社があるのだ。タッチパネル志向は確かに流行であるが何処まで出来るかは程度があって「くせのある字」まで認識出来るという事になるとどうであろうか?そして、勿論ORCAと連携する。手書き入力を研究している大学と連携しながら手書き文字の認識能力を飛躍的にアップさせているらしい。
確かにsiriなどの音声入力は驚くべきものがあるが手書き文字の認識率も現在驚くべき成長をしているようで、それこそキーボードやマウスなしでペンだけで全ての入力が出来てしまうというものらしいのだ。人はキーボードやマウスで入力を行っていたが結局またペンに戻るというこのなのであろうか?
電子カルテは今だ戦国時代。実に色々な電子カルテが存在する。「待てば待つほど良いものが出来て来る」と何処かの先生が言っていたが、どのメーカーも電子カルテ商戦を展開している。何故ならORCAが出て来てレセコンでは勝負にならなくなったからなのだ。クラウドやタッチパネル型端末など花盛りである。
問題はこの電子カルテ戦国時代を制するものは一体何なのかという事である。その答えの一つがこのインターフェースの問題にあり「手書き電子カルテ」にあるのではないかという気がしたのだがどうなのであろうか?これはまた今後のITの方向性についての問題とも言えるのではなだろうか?
人はコンピュータとのやり取りでも人と人の関係と同様に結局手書きや音声に戻るというのは未来予想としては面白いと考えた。