「日医標準レセプトソフトとは何か」と聞かれた時にはアレコレ説明するよりはこの画像を見せるか説明する方が早い。画像が見づらい方は画像の上にある「表示」をクリックして拡大画像を見ていただきたい。

大きくは入力機能と「新着情報」の表示機能に分かれ

■入力機能についてはビッグタイトルを見て行くと分かり易いが

1.受付業務

受付 照会 登録 予約

2.会計業務

診療行為 収納 病名 会計照会

3.明細請求業務

データチェック 請求管理 明細書 総括表 費請求書

4.統計業務

日次統計 月次統計

5.外部情報処理業務

データ出力

6.データバックアップ業務

外部媒体

7.メンテナンス業務

マスタ管理 マスタ更新

で18個の機能ボタンから出来ている。それらは、それぞれの機能のシステムへの入り口となっている。

■「新着情報」の方は青や赤で

プログラムやデータベースの更新をメール形式でお知らせするようになっている。

クリックする事で詳細を表示出来る。

凄いところは日レセが生まれた時からの内容が見れるところである。内容は西暦年毎にまとまられており、右端にある2001年をクリックすると最も古い内容を知る事が出来て歴史をたどる事が出来るようになっている。

 

■画面の一番下にはファンクションが配置され、この画面が単に2次元的もしくは3次元的なものではなくでシステム全体の中で多元的な意味を持って存在している事を示している事を示している。ファンクションが理解出来るようになって本当にこの画面を理解したと考える事が出来るのではないかと思われる。要するにこの画面が表示されるのも様々な場面があり、その時々にそのファンクションが威力を発揮するのである。

 

ここまで見て分かるように

これを単に「日医標準レセプトソフト」と言うと「ソフト」という言葉から診療行為を入力する為だけのプログラムのように勘違いしておられる方がいるようなのだが、正確にはトータルな医療事務システムというべきもので診療所や病院がこれを導入すれば事務の大抵のことは出来てしまう立派なシステムと考えるべきものなのだったのだ。

プログラムではない。それもトータルシステムだという事は重要である。しかし、勿論システムとして全てではない。その輪郭を知るには周辺システムを知る必要がある。

カルテ1号紙とカルテ3号紙は出力出来ても当然ながらカルテ2号紙は出力出来ない。紙カルテではなくて電子化したい場合は電子カルテを別途導入する必要がある。

請求書や請求明細書そして薬剤情報提供書は出力出来ても診察券の発行は出来ないし、薬袋の印刷も出来ない。手書きの診察券や薬袋ではなく機械で印刷したい場合は診察券の発行システムや薬袋印刷システムは別途導入する必要がある。問題はどこまでシステム化するのかという問題である。