現在、医療機関で使われている日レセのバージョンは5.0か5.1(OSはubuntu16.04又はubuntu18.04)と思われるが、Ubuntu20.04 日レセ5.2が発表された。今回のバージョンアップはubuntu16.04そしてubuntu18.04からのバージョンアップと言えるべきもので機能的な変更というよりシステム変更という言うべきバージョンアップである。以下にそのコピーを掲載するが、商用版完全制限対応や2台運用の仕組みを変更するなど日レセクラウドへの完全移行を意識した内容と感ぜられた。
コロナパンデミックで色々なものが大きく変わろうとしている中で日レセもクラウドへ大きく方向転換しようととしているようである。
【日レセクラウドへの移行】 現在、日レセクラウドは5.1.0で動作しています。 日レセオンプレを5.2.0へバージョンアップした環境(ダンプデータ)は、 日レセクラウドへ移行はできません。 日レセクラウドへ移行を検討されている場合は、5.2.0へのバージョンアップは お控えください。 【商用版完全制限対応】 Ver5.2.0では、商用版の契約がないと、下記更新作業ができません。 ・プログラム更新 ・ライセンスマスタの更新 ・プラグインの更新 ・薬情ひな形マスタの取得 【dpkg-reconfigure実行後のGUIによる設定を廃止】 Ver5.2.0では「dpkg-reconfigure jma-receipt」実行によるClaimの設定およびSSLの設定を 廃止しました。 新しい更新方法については下記ページをご確認ください。 ・CLAIMの起動方法変更 1-5. 日レセとCLAIM通信を行うために https://www.orca.med.or.jp/receipt/tec/claim.html#1-5 ・SSL接続の起動方法変更 SSLクライアント認証の利用(日レセ5.2以降) https://www.orca.med.or.jp/receipt/use/glserver_ssl_client_verification3.html 【2台運用の仕組みを変更】 Ver5.1.0までの2台運用の仕組みは、独自実装のdbredirectorを利用する方法でしたが、 Ver5.2.0ではdbredirectorを廃止し、PostgreSQL標準の機能を利用して同期をおこなう 方法に変更しました。 詳細については下記URLをご確認ください。 2台運用の設定(データベースの二重化)
Ubuntu20.04はコードネームが20.04 LTS Focal Fossaでコロナ下の2020年4月23日にリリースされた。サポート期限は2025年4月(通常)2030年4月(Extended Security Maintenance)の長期サポート (LTS)でLibreOffice 6.4が標準で使えてLinux Kernel 5.4となっている。約10年使えるOSとなっているようである。