クラウド版の日レセをお使いの医療機関様でも現行のサービスやサポート内容に問題を感じておられる場合には日レセ以外のレセコンや別のサポート事業者を考えておられる場合も多いようで変更する場合のポイントをまとめてみた。

日レセ以外のレセコンに変更する場合(日レセから日レセ以外)

この場合は現在の日医のサポート事業者が変更するパナソニックや富士通の事業者の移行日に合わせて日レセのデータベースのDUMPファイルをクラウド上から取り出して手渡す作業が必要になる。当然であるが相手方がクラウドであってもこの作業は発生する。理由は患者様の頭書き情報を新レセコンに移行する為である。

手続きとしては日本医師会ORCA管理機構への「解約申込書」の提出が必要になる。

日レセサポート事業者を変更する場合(クラウド版)

クラウドからクラウドの場合は医療機関から新サポート事業者からクラウドにアクセスする為の電子証明書情報を受け取り、旧サポート事業者は電子証明書情報の削除を行う。新サポート事業者は新しい電子証明書情報を必要であれば再発行する。データベースそのものには基本的に作業は発生しない。このサポート事業者の変更は日レセ以外のレセコン業者には存在しない制度である。その為にサポート事業者のサービス内容やサポートの価格は様々となっていて一様ではない。ただし、クラウドであるのでサーバについてのハードやネットワークについては日本医師会ORCA管理機構が提供する同一の内容となっている。

手続きとしては提出済の「日レセクラウド利用申込兼同意書」のサポート事業所欄を書き換えて日本医師会ORCA管理機構への再提出が必要になる。

日レセサポート事業者を変更する場合(オンプレ版)

日レセサポート事業者によってはオンプレ版を推進している事業所もある。この場合はこの場合は日レセ以外のレセコンの場合と同様に移行日に合わせて日レセのデータベースのDUMPファイルをクラウド上から取り出して手渡す作業が必要になる。

この場合も手続きとしては日本医師会ORCA管理機構への「解約申込書」の提出が必要になる。その代わりに商用版日レセへの登録が必要になる。